飛行機の5つの速度

ニュース



今日はあらいぐま航空教室、飛行機の5つの速度について説明します。
飛行機って、速度とかスピードって言っても、ややこしいことに一つじゃないんですよ。
車の速度って言ったら地面に対する速度で一つしかないじゃないですか?でもパイロットにとってはそうじゃないんですよね。

飛行機って、地面に対する速度よりも空気に対する速度の方が重要なんですよ。

これには大きな理由があって、詳しくは『飛行機はなぜ飛ぶ?』の動画をみて欲しいんですけど、飛行機は速度があるから揚力が生まれて、宙に浮き上がることができるんですよ。

ここで言ってた速度っていうのは、地面に対する速度じゃなくて、空気に対する速度です。
コックピットの計器に表示されているのも、空気に対する速度なんですよ。
パイロットはこの速度をみながら飛行機を操縦するし、離着陸の時なんかはこの速度を守ることがとっても重要になります。速度が小さくなりすぎるとストールしてしまいますからね!

この5つの速度にどんな違いがあるのか、説明していきます。

*画像引用
ピトー菅:https://ja.wikipedia.org/wiki/ピトー管

*Credit
Xplane mobile
https://apps.apple.com/jp/app/x-plane-flight-simulator/id566661426

飛行機の5つの速度について

現代の航空機は、さまざまな速度を持ち、それぞれが異なる役割を果たします。飛行機に関心のある方々、またはパイロットを目指す方にとって、これらの速度を理解することは重要です。この記事では、飛行機における5つの基本的な速度について詳しく説明します。

1. 地対地速度(IAS: Indicated Airspeed)

最初に紹介するのは、地対地速度(IAS)です。これは、飛行機が実際に空気の中でどれくらいの速度で移動しているかを示します。計器の表示は、ピトー管という装置で測定され、空気の圧力から導き出されます。この速度は、パイロットが安全に飛行するための基本となる値であり、離着陸時にも特に重要です。

2. 補正対気速度(CAS: Calibrated Airspeed)

次に、補正対気速度(CAS)です。この速度は、地対地速度に取り付け誤差を補正した数値です。ピトー管の取り付け位置や角度が適切でない場合、測定された速度が誤ったものになることがありますが、この補正を行うことで、より正確な速度情報が得られます。飛行機の計器に表示されるのは、このCASです。

3. 正味対気速度(EAS: Equivalent Airspeed)

3つ目の速度である正味対気速度(EAS)は、圧縮性の影響を考慮した数値です。飛行高度が上がると、空気の密度が変化し、速度の測定にも影響を及ぼします。EASは、海面上での速度に換算した値といえるでしょう。この速度は特に、飛行機の設計において重要な役割を果たします。

4. 真対気速度(TAS: True Airspeed)

次に、真対気速度(TAS)について説明します。これは、飛行機が実際に空気の中をどう移動しているかを示す速度で、温度や圧力の変化を考慮した数値です。TASは、航行やナビゲーションに必要な情報となっており、パイロットが任務を遂行する際に参考にしています。

5. 地面速度(GS: Ground Speed)

最後に、地面速度(GS)です。これは、飛行機が地面に対してどの速度で移動しているかを示します。風の影響を受けるため、特に上空での風速を考慮に入れる必要があります。たとえば、飛行機が時速1000キロで飛行していても、400キロの向かい風があれば、実際の到着速度は600キロにまで落ちてしまうことがあります。この速度は、パイロットが到着時間を予測する際に非常に重要な情報です。

まとめ

以上の5つの速度、地対地速度、補正対気速度、正味対気速度、真対気速度、そして地面速度は、すべて飛行機の運航において欠かせない要素です。パイロットは、これらの速度を正確に理解し、適切に操作することで、安全に任務を遂行することができます。これらの知識は、パイロットのライセンス取得試験でもよく出題されるため、特に学生や興味のある方にはぜひ覚えておいてほしいポイントです。次回は、これらの速度をどのように活用して飛行機が運航されるかについて探っていきましょう。

Comments

Copied title and URL