ルイ・ヴィトン【LOUIS VUITTON】　ノエ コレクション

　巾着型の肩掛け鞄「ノエ」は、1932年、シャンパンボトルが数本収納できる丈夫なバッグを作って欲しいというシャンパーニュ地方の製造業者からのリクエストを受け、3代目ガストン・ルイ･ヴィトンにより考案され誕生。 　
ボトル4本を真っ直ぐにして、1本を逆さまにして合計5本収納することができるように作られた。

「ノエ（ノア）」は、大洪水の後、葡萄の苗木を植えてワイン好きになったという「ノアの方舟」の主人公ノアにちなんで名づけられた。

1959年にやわらかいモノグラム･キャンバスが開発され、ソフトバッグとして初めて作られ、デイリーユースのバッグへと変わり、一回り小さいサイズの「プチ・ノエ」も登場。 モノグラム以外にエピ、ダミエ・アズールなど様々なラインでも登場した。

Noah(ノア)は欧米文化圏で用いられる男性名で、フランス語では、Noe（ノエ）。

古代メソポタミアの「ギルガメッシュ」という叙事詩にそのころの様子を描いた記述が残されており、大洪水のあとで、ノアがワインを作ったと記されている。 出来上がったワインを飲んだノアはある日酔っぱらってしまい、真っ裸になって眠りこけていまった、という逸話も残されている。